3つの英語試験

以前「TOEICが通用するのは日韓と台湾くらいである」というニュース記事を読みました。
確かに韓国ではTOEIC、日本ではTOEICに加え英検が主流ですが、アメリカではTOEFL、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアではIELTSが要求されます。
だからといってTOEICが日本以外の場所では無駄だということはありません。海外赴任にはTOEICスコアで高得点を取ることが求められますし、海外の会社であっても日本での採用試験の際にはTOEICスコアの提出を義務づけていることもあります。
また、日本での就職試験のためにTOEFLを受けようと考える方もいますが、TOEFLは英語圏を中心とする大学に留学するために必要なテストで、日本では一般的ではありません。ただ、2015年度の国家公務員の採用試験からTOEFLが採り入れられるそうで、それに続く企業が増えてくるかもしれません。
留学を目指している方の中には「TOEFLよりもIELTSの方が点数を取りやすい」と聞いたことがあるかもしれません。IELTSはリスニングとスピーキングがTOEFLよりも簡単なので一般的な日本人に向いているのでしょう。
TOEIC、TOEFL、IELTSという3つの英語試験。同じような名前で違いが良く分からないと思っていた方もいらっしゃると思います。ぜひ自分に合った試験を受けるようにしましょう。